2022年10月25日火曜日

10月25日(火)2年国語 教師道場研究授業

 5時間目、東京教師道場部員の本校国語科担当による研究授業が行われました。
「東京教師道場」は、東京都教育委員会が2006年より開催している授業力向上のための研修です。授業研究をとおして、2年間継続的に指導・助言を受け、教科等の専門性を一層高めるとともに、他の教員の指導的役割を担うことができる資質・能力を磨くことを目的としています。(6月17日の本ブログより)

小中高の部員、総勢30名ほどが参観しました。教室には入りきりませんので、広い視聴覚ホールが今日の授業会場です。

向田邦子さんが書いた『字のない葉書』と『ごはん』という2つの随筆を読み、父親の人物像について理解を深めることがねらいです。

自分の考えを書き、4人班で共有し、いい意見をさらに全体で共有するという流れで授業は進みます。積極的に発言があったのは、普段の授業から意見を言い合える空気が教室にある証拠でしょう。

2つの随筆を「併せ読む」ことで、片方を読むだけではとらえられない父親の姿、例えば『字のない葉書』だけでは、家長としての責任感が読み取れないなど、知的好奇心も揺さぶられる授業でした。

「道場」ですので、この後に開かれる協議会では忌憚のない意見や質問が出されます。部員が切磋琢磨しながら、授業の腕を上げていきます。