昨日のブログに書きましたとおり、この時期の国語は、3年で俳句、2年では短歌を学習します。
前回の授業で、それぞれの歌について思ったことをプリントに書きました。それを発表します。発表する人はランダムに指名されます。
「36番の人、発表してください。」
俳句や短歌の世界で大きな足跡を残した、正岡子規について、便覧(資料集)を使って確認します。病床から見える景色をありのままに歌ったものであること、野球が好きであったことなど。
子規と言えば、私の好きな俳句にこんな句があります。
「六月を綺麗(きれい)な風の吹くことよ」
「六月に」でなく、「六月を」とよむところに子規のすごさを思うのです。
「くれなゐの二尺伸びたる薔薇の芽の針やはらかに春雨のふる」
「の」というやわらかな響きをもつ音の連続、薔薇のトゲを「針」と表したところ。春雨のやさしく降る情景がうかびます。