HUGとは、静岡県が開発した避難所運営ゲームです。避難者の年齢、性別、国籍などそれぞれが抱える事情が書かれたカードを、避難所の体育館や教室に見立てた平面図にどれだけ適切に配置できるのかを考えていきます。(以上、静岡県HP 静岡県地震防災センター 参考)
本日の授業者は、前任の国分寺一中でこのゲーム等をとおして防災学習を実践してきた校長です。
全部で250枚のカードには、
このようにそれぞれに事情が書かれています。
班で知恵を出し合い、避難所である体育館内のどこに配置するかを考える。
教員も研修を兼ねて参加。
5時間目終了。だいぶ進んできました。体育館だけでは避難者を収容できませんので、校舎内の教室にも避難場所を広げていきます。
どこに置くか、最も悩んだカードを一つ選び、他の班がそれをどこに配置したか、そしてその理由は何かを取材に行く。説明する力、聞き取る力が必要になります。
学習の振り返り。正解を求めるのではない、頭をフルに使った時間になりました。
ちょうど2か月前、8月21日(日)に三中で防災訓練が行われ、この体育館にも「パーテーションテント」などが数多く設営されました。訓練には、「三中防災協力会」の皆様の多大なるご協力がありました。
国分寺一中では、地域の方も入れて生徒とともにこのHUGを実践していたそうです。コロナの状況がおさまりましたら、ぜひ防災協力会の方も交えて、三中地域の防災を「自分事」として考える学習を進めていきたいものだと切に思いました。
防災訓練の時はまだ暑い盛りでしたが、今はもう桜の木が葉を落とし始める時期です。