教室に入ると、墨のいいにおいが立ちこめていました。
静かに集中する空気。行書「雲海」の1時間目です。
1枚書いた後、隣同士で見せ合い、よく書けたところ、こう書けばもっとよくなるのではないかというところを確認します。
昨日の放課後に授業者自身が長い時間練習して、書き上げた作品を掲示しました。この姿勢は正しく教師のあるべき姿と言えましょう。 そして、枚数を書いたからこそわかったことを伝えます。「線のつながりを意識するあまり、太く書くべきところが細くなってしまいました。」「筆の入り方の角度に気を付けることが大事だと思いました。」
筆がしっかり立っていますね。
この後、何枚も書いて、お手本と見比べ、よりよい物を仕上げていきます。