昼休みに定例の「副校長の読み聞かせ」をおこないました。今回は国語科担当の教員と組んで、朗読劇風に 星 新一 作の『殺し屋ですのよ』を読みました。
「すご腕の殺し屋は、虫も殺せぬような若い女。彼女の正体はいったい…。」
1年生を中心に、10名程度の生徒及び職員が聞きに来ました。
殺し屋の若い女と、会社社長であるエヌ氏の役を二人で演じます。一人で読むのでは味わえない、掛け合いの楽しさがあります。
最後のオチを読む前に少し時間をとって、女の正体を考えてもらいました。I組の生徒が自分の考えを伝えに来ました。
今、図書室で人気がある「5分後に意外な結末」シリーズも、その原点は星さんのショート・ショートにあるのではないかと思います。私は中2のときに、星さんの作品にはまり、読み漁りました。「時代風俗を描かない」のがその特徴の一つでありますので、いつの時代でも楽しめるのは大きな魅力です。「5分後~」よりもちょっと長い、お話の世界に浸ってほしいなと思います。