太宰治の『走れメロス』の読み取りです。
今日は終末の部分。「私は、なんだか、もっと恐ろしく大きいもののために走っているのだ」というメロスの言葉について考える。「もっと恐ろしく大きいもの」とは何か。自分の考えをノートに書いた後、4人の班でその考えを共有。
「恐ろしく」「大きい」ものなのか。そうだとすると、それはなぜ「恐ろしい」のか。それとも、「恐ろしく」は「とてつもない」という意味の「大きい」に係る修飾語なのか。叙述にこだわって読むと、思索するおもしろさを味わえるのは、やはりこの作品のもつ力なのだろう。
班ごとに音読を進める。王様のディオニスになり切って読む生徒もいました。声を出して読むことで、さらにおもしろく思うことができるのでは。
今後、この作品の魅力について、根拠を明らかにして説明する文章を書きます。