入試の日はよく雪が降ると言われますが、私立高一般入試の今日もそのとおりの天候になりました。ただ、今のところ心配されていたような大雪にはならずにすみそうです。3年生には、努力してきた成果が十分に発揮されることを心から願っています。
さて、校内では1年生と3年生でオリ・パラの体験授業が行われました。
1年生は、体育館で「パラディス・ボール」という、障害のある方を含めだれでも楽しめるように考案されたスポーツを楽しみました。2チームに分かれて、向かい合って座ります。ボールを交互に投げ合い(蹴ることも可)、ボールが相手の間をすり抜けたら得点になります。ただし、双方とも目隠しをしています。どこに投げているのか、どこから飛んでくるのかを見ることができません。頼りになるのは、ボールが転がってくる音だけです。
両サイドと、チームの後ろには「お世話係」がいます。ボールを拾ってきて足元に置いたり、投げ手にボールの位置を教えたり、「入った~!」「捕った~!」と声を出して、場を盛り上げたりします。この声がけ等の行為が、目の見えない方にとっては「ヒーロー」と呼ぶべき行為になるわけです。
ブラインドサッカーで使うボールのように、中に鈴が入った特殊な物でなくても、バスケットボールをレジ袋で包めば「シャカシャカ」音を立てて転がるので、これで楽しむことができます。
目隠しには、オリ・パラ観戦の際に配布する予定だったバンダナを使いました。三中の3年生がデザインしたもので、校長室の前に掲示されています。
今日、3年生は各クラス10~15名程度しかいません。体育の授業は、教室で「モルック」とパラリンピックの競技種目「ボッチャ」を楽しみました。
これはボッチャ。相手の玉をはじき出したりする陣取りゲーム。
そして、フィンランドの伝統的なゲームをもとに考案されたというモルック。棒を投げて、ピンを倒し得点を競います。ボウリングと異なり、倒したピンの番号も得点に関わってくる頭脳戦でもあります。