「東京教師道場」は、東京都教育委員会が2006年より開催している授業力向上のための研修です。授業研究をとおして、2年間継続的に指導・助言を受け、教科等の専門性を一層高めるとともに、他の教員の指導的役割を担うことができる資質・能力を磨くことを目的としています。
本校の数学科担当の教員は、過去に教師道場で腕を磨いた経験があり、今年度は道場のリーダーを務め、道場部員に模範を見せたりすることで、若い部員の指南役をしています。
何よりも授業者自身が笑顔で、楽しそうに授業を進めるので、生徒たちが安心して思考できる雰囲気があります。
数学のおもしろさや考えることの楽しさを味わえる授業をどう組み立てていくのか、部員にはたいへん参考になったのではないでしょうか。
写真の上段「めあて」は、後から書き足したものです。授業のはじめに、めあてを教師が明示するのがスタンダードな授業展開ですが、さらに新しい流れとして生徒自身からめあてを引き出すというのがあるとのこと。今日の授業がまさにそれで、最初は「この授業は何をやろうとしているのだろうか」と疑問を抱いてしまいました。
あえて新しいことに挑戦しようとする研究熱心な姿勢に頭が下がります。